記事提供:ペット日和
きっかけは、愛犬を亡くしたことでした。
アメリカ、コロラド州のデンバーに住むスティーブ・グレイグさんは、初めて飼った犬を亡くした悲しみから長い間立ち直れないでいました。
2か月経っても悲しみは癒えず、何か気持ちを楽にできることはないかと考え始めました。
そこでグレイグさんは、「もし、愛犬が生きていたら成しえなかったであろう、何か良いことをしよう…」
と考えた結果、保護犬を家族として迎え入れることを思いつきました。
早速グレイグさんは地元のシェルターを訪ねました。
可愛い子犬や、元気な若い犬は、これから優しい人間と巡り合える可能性があります。
でも老犬にはなかなか引き取り手が見つかりません。
グレイグさんは、シェルターの中でも一番年老いた、12歳のチワワを家族として迎え入れることにしました。
心臓と膝の具合がよくない、よぼよぼの老犬です。
それをきっかけに、その後、1匹、また1匹と、グレイグさんは老犬を引き取り続けました。
今では10匹の老犬のパパとして忙しい日々を送っています。
犬たちの写真をインスタグラムで公開しており、フォロワーがなんと50万人を超えたというから驚きです。
グレイグさんの1日のスタートは、朝5時。犬たちの朝食作りから始まります。
年老いた犬たちは、それぞれに健康上の問題を抱えており、みんな違うタイプのエサを食べるのです。
そして公園に散歩に出かけて、撫でて遊んで、獣医に行って…休む間がありません。
「僕がちょっと腰掛けると、すぐに3~4匹の犬がやってきてピタッと寄り添うんだ。」
グレイグさんはインスタグラムでそう語ります。
グレイグさんは、仕事の昼休みに一時帰宅して犬たちの様子を確認し、外で少しあそばせてからまた仕事に戻ります。
投薬が必要な犬も多いので、できるだけ頻繁に様子を見ておきたいのだそうです。
グレイグさんは、犬たちだけではなく、ブタも飼っています。
名前はビキニ。
「両親が動物好きだったから、いつもたくさんの動物たちが身近にいた。僕は動物たちと一緒に育ったんだ。」
子どものころから、いろんな種類の動物を、責任を持って自分の手で世話してきたのだそうです。
「老犬たちはとても賢いよ。」グレイグさんは言います。
「人間でも、ある程度の年齢になると自分にとって何が必要か分かってくるよね。自分自身のことをしっかり分かっている人とは付き合いやすいのと同じで、年齢を重ねた犬たちと暮らすのはとても快適なんだ。彼らがちゃんと愛情をこめて世話をしてもらい、幸せな暮らしに満足している様子を見るのは素晴らしいことだよ。」
実は、他にも、アヒル2羽、ハト、猫、そしてニワトリも飼っているグレイグさん。
自宅はもう動物だらけで、今はこれ以上保護動物を引き取るスペースがないそうです。
でも、これからも動物の保護は続けていきたいと意欲を燃やしています。
グレイグさんのインスタグラムはこちらです。
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