記事提供:ペット日和
猫のダッチェスちゃんは、ある日車に轢かれてしまい、瀕死の状態で倒れていたところを保護されました。
動物病院へ運ばれた際、ダッチェスは誰もが助からないと思うほど痛々しい姿をしていたといいます。
特に、事故の衝撃で曲がってしまったあごは命にかかわるほど深刻な状態でした。
しかし、ダッチェスの治療を担当したマイヤー獣医師は決して諦めませんでした。
マイヤーさんはそれから毎日ダッチェスの曲がったあごを治す事に専念し、仕事をしていない時間でも自宅でダッチェスの面倒を見たのです。
一か月後・・・
治療を始めてから1か月後、マイヤーさんの懸命な治療の末、ダッチェスは奇跡の大変身を遂げました。
こちらが一か月後に撮影されたダッチェスの写真です。
横に大きく曲がっていたあごはほとんど元通りになり、可愛らしい笑顔が作れるようになりました。
これまで口が開かなかったため、ダッチェスはチューブを通じて餌を食べていましたが、あごが治ったことによりそれも必要なくなりました。
瀕死の状態だった猫ダッチェスは、一か月で普通の猫と変わらない生活ができるまで回復したのです。
出会い
ダッチェスが治療を続ける中、ある日動物病院に一人の女性が現れました。
その女性はクリスタルさんという方で、その日はある用事があって動物病院を訪れたようです。
クリスタルさんは動物病院に入ってすぐにダッチェスの鳴き声を聞き、そのまま何かに導かれるようにダッチェスがいる部屋へと向かいました。
そして、そこで初めてダッチェスの姿を見たクリスタルさんは、一目で恋に落ちます。
すっかりダッチェスの虜になってしまったクリスタルさんは、それから毎日動物病院を訪れてはダッチェスの治療の経過を見守りました。
家族になりました
マイヤー獣医師は、毎日ダッチェスに会いに来るクリスタルさんを見てこんな提案をしました。
「ダッチェスは家族がいません。もし良ければ彼女の家族になってくれませんか?」
クリスタルさんはマイヤー獣医師の提案を迷うことなく受け入れました。
そして、ダッチェスが完全に回復すると、彼女はダッチェスを家族として家に迎え入れたのです。
幸せいっぱい
元気を取り戻し、家族までできたダッチェスはとても幸せそうでした。
現在はクリスタルさんと共に楽しい毎日を過ごしているようです。
「ダッチェスと一緒に過ごしていると、毎日が贈り物だという事に気づかされます。そして、彼女は私に奇跡は起こるという事を教えてくれたのです。」
クリスタルさんはこのように話しています。
諦めずに治療を施してくれたマイヤー獣医師、そして家族として温かく迎えてくれたクリスタルさんのおかげで、ダッチェスは幸せな第二の人生を手に入れることが出来ました。
諦めずに手を差し伸べることで救える命がある。そんな大切なことを彼らは教えてくれたのではないでしょうか。
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