記事提供:mofmo
残念なことに、動物に対して暴力的な行為をする人間は、どの時代・どの国にもいるものです。時に常人では考えられない虐げられ方をされることもあります。生後間もない子犬を襲ったのは、体に突き刺さるほどのBB弾でした。
まだ生後6週間の子犬
アメリカのロックヒルで見つかったのは、生後6ヶ月ほどの子犬。
体には20回ほどBB弾で撃たれた跡があり、ひどい出血状態だったそうです。
後々わかったことですが、この子犬は誰かによって捨てられたようでした。
体内には18発の弾が
動物病院に運ばれたあと検査が行われ、まだ体内に18発ものBB弾が残留していることがわかりました。
まだ生後6週間だったこともあり、麻酔をかけて摘出手術を行うにはリスクが高すぎました。しかし、不幸中の幸いで、体内に残ったBB弾は内臓などには達しておらず、取り除かずに治療することが可能だと分かりました。
強い子犬・ブロディ
点滴と鎮痛剤の投与から治療は始まりました。名前はブロディと命名。
診断した医師が「これまで診てきた動物の虐待の中で最悪な例のひとつ」とまで言うほどヒドイ状態でしたが、ブロディは「生きたい」という強い意志で必死に回復していきました。
犯人は捕まり、ブロディは新たな飼い主のもとへ
犯人探しは困難に思われましたが、警察の尽力もあって、14歳と17歳の少年が逮捕。
獣医も驚く回復を見せたブロディには、新たな飼い主が見つかりました。
これからもBB弾を体に抱えながら生きていくことになるブロディ。最悪な事態を乗り越えたのですから、これからは幸せに暮らしてほしいものです。
mofmoのオススメ記事♪
▶子犬を飼うのは家に子供が増えるくらい大変!一緒に暮らすと分かる10のこと。