記事提供:エウレカ!
一酸化炭素は無色・無味・無臭の気体のため、気づかないうちに私達の命を奪う、恐ろしいものです。今回紹介する老夫婦も、もう少し気づくのが遅れていたら、確実に一酸化炭素中毒で命を落としていました。そんな夫婦を助けてくれたのが、長年一緒に暮らして来た愛猫の『グレイシー』だったのです。
2月4日午前1時頃、ウィスコンシン州リーズバーグに住むアネット・シャナハンさんが目を覚ますと、身体の自由がきかず、方向感覚を失っているように感じました。すぐにベッドから起き上がったアネットさんは、ほとんど歩くことができず、ベッド横にある椅子に倒れこんでしまったのです。
この時には既に、一酸化炭素が家の中にかなり充満していました。そんな中、グレイシーがある行動に出たのです。
「突然グレイシーがドアを何度もノックし始めました。ノックの音が異常に大きかったため、私はドアを叩くのを止めさせようと、ベッドから出ました。そして、左の方に目を向けると、妻が椅子のところで倒れていたのです」とケビンさんは言いました。
グレイシーは寝室に入ることができなかったため、危険を伝えるためにドアを何度も強打していたのです。
ケビンさんはほとんど呼吸ができませんでしたが、かろうじて消防署に電話することができました。
消防士がケビンさんの家に到着すると、家の中から危険なレベルの一酸化炭素が検出されました。後の調査で、温水器の故障で一酸化炭素が発生してしまったことが分かったそうです。
命の危機を乗り越えた夫婦は、「グレイシーがいなければ、私達は今頃ここにはいなかったでしょう」と話してくれました。
こうして夫婦は、危険を知らせてくれたグレイシーと駆けつけた消防士によって、命をつなぐことができました。どうやらグレイシーは、いつも愛情をたっぷりと注いでくれる夫婦に、最高の恩返しをしたようです!
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▶大好きな飼い主さんに寄りかかる猫さん。ナデナデされると、さらに幸せを感じたようで… ( *´艸`)♡