記事提供:mofmo
2匹の友情が野生キツネを救う
将来は、敵同士になってしまうとも知らず、仲良くなってしまう子ギツネのトッドと、猟犬のコッパーとの素敵な友情を描いたディズニー作品『きつねと猟犬』(原題:The Fox and the Hound)は、ご存じですか?
そんなディズニーの世界が現実にあるのです。
これからご紹介するイヌのTinniと野生のキツネ(Sniffer)は、全く違った世界に住んでいながらも思いがけなく親友になってしまったのです。
2匹のとっても可愛い姿をお楽しみ下さい。
2匹の出会い
Tinniは、写真家Torgeir Bergeさんと一緒にノルウェーの森林の中で住んでいます。
ある日、2人が森の中を散策中、野生のキツネと遭遇しました。
これがTinniとSniffer、2匹の出会いでした。
猟犬と野生のキツネ、追うものと追われるものという何千年にもわたって受け継がれてきた血筋、そしてそれを取り巻く環境。
そんなものがあるとはつゆ知らず・・・
2匹は親友になったのです。
写真家であるBergeさんは、そんな2匹の姿を追い、彼らが森の中を跳ねまわったり、遊んだりする姿にカメラを向け、2匹の美しい友情にシャッターを切ったのです。
全く違う2つの世界
野生動物と聞くと、怖くて恐ろしいイメージがあります。
しかし、Bergeさんは、2匹が無邪気に遊ぶ姿を見ていると、野生動物に対するそんなイメージは変わっていったそうです。
野生動物も飼いならされたペットと同じように、本来は可愛い動物なのかもしれません。
少しずつ変わっていく社会へ
そんな無邪気なSnifferの姿を見たBergeさんは、ノルウェーのキツネの毛皮産業に対して疑問を抱き始めたそうです。
そんなBergeさん、今では、毛皮の為に犠牲になるキツネ狩りの廃止を訴えていきたいとも思うようになったそうです。
そこで、発売されたのが2匹の冒険の様子がたくさん詰まった「The Fox And The Dog(キツネとイヌ)」という本です。
その本は、友人でライターでもあるBerit Helbergさんの協力を得て、出版に至ったそうです。
この本の収益はキツネ狩り反対活動に充てられるそうです。
永年にわたり、敵同士だと思われていた動物たち。
しかし、そんな動物たちが友情で結ばれた時、親友の種族を救う大きな力になるのです。
これからも可愛い2匹の姿を私たちに見せてくださいね。
そんな姿がSnifferの仲間たちを助けるのですから・・・
mofmoのオススメ記事♪
▶そんな顔で見つめられたら何でも許しちゃう・・世界一悲しい顔の猫【画像6枚】