母犬にひたすら子犬を産ませまくるブリーダー『パピーミル』。 日本語では『子犬工場』と呼ばれています。
利益を追求し、高値で売れる子犬をどれだけ安く生産するのかを考えている悪質なパピーミルは、目を背けたくなるほど劣悪な環境です。
今回、アメリカの動物愛護団体が、あるパピーミルにやってきました。
その環境は他の悪質パピーミルと同様にひどく、母犬たちは走りまわることのできない狭いケージに閉じ込められています。
さまざまな悲惨な現場を見てきた愛護団体の職員も驚いたのが、犬たちが飲んでいる『水の色』。 緑色をしています。どれだけ長い期間そうじや水の交換をしていないのかがわかります。
排泄のそうじをしないのはもちろんのこと、病気になっても治療なんてしてもらえません。母犬たちは子供を産む機械であり、壊れたら捨てればいい。という考えなのです・・・
職員さんが犬たちを救出していくなかで、1匹のチワワが気になりました。他の犬に比べて健康業態が悪く、やせ細り、全身の毛がボロボロになっていたのです。
すぐにケージの外に出そうとしましたが、扉が錆びていてなかなか開けることができません。 職員さんは今までご飯も外から投げ入れられていたんだろうな。と思ったそうです。
そんなチワワのケージを開けて、抱きかかえると・・・
(出典:https://www.youtube.com/watch?v=K3vyK75-r3g)
初めて人間の愛情に触れることができたチワワ。助けてくれる人間だと分かっているのか、安堵した様子と希望に満ちあふれた表情をしているように見えます!
このときチワワを抱きかかえた職員のアダムさんは、直感で「この子はボクが愛してあげないといけない」と思ったそうで、個人的に引き取ることにしました。
「ビリー」と名付けられたチワワは、今まで味わったことのないほどの愛情をアダムさんに注いでもらっています。
キレイな毛になり健康になったビリーは、今までとは違い清潔なお家で元気に走り回れるようになりました! 今までのつらかった分を取り戻すくらい、幸せな生活をアダムさんと送って下さい!!
あなたはビリーの表情の変化から何を感じましたか? そしてどのような行動を起こしますか?